群馬県の中央前橋と西桐生を結ぶローカル私鉄「上毛電気鉄道」で、かつて京王井の頭線を走っていた車両が活躍しています。

JRの前橋駅からは離れた、いつも人がいない前橋市の中心市街地にある中央前橋駅。切符を購入して改札を通ると、ホームに2本の電車がいました。

もと京王井の頭線の3000系電車、上毛電気鉄道700型です。井の頭線の時代がそうだったように、正面のカラーリングが各編成で異なっています。

もう、東京近郊では2段窓の電車自体がほとんど走っていません。以前毎日乗っていた時期があるだけに、なんだか懐かしい気持ちになります。


大きいのも、貫通路に扉がなくて、開口部がすごく広くとられています。2両編成の電車は乗客も少なく、端から端まで見渡せてしまいます。

この日は、東武桐生線の接続駅である赤城まで、40分弱の旅。実は、井の頭線の各駅停車で渋谷から吉祥寺まで乗り通しても、30分しかかかりません。(元)井の頭線3000系に40分も乗ったのは、初めての経験でした。
なお、上毛電気鉄道700型電車は、今後数年かけて、東京メトロの中古車によって置き換えられるようです。
情報源: 上毛電鉄に新たな支援策。「群馬型上下分離」とは何か | タビリス
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