【アーカイブセレクション】岳南線を走る昭和の電車

沼津から田子の浦までサイクリングした後、岳南電車に寄ってみた。

終点の岳南江尾(がくなんえのお)駅。フォールディングバイクは輪行状態にして、今回は岳南電車に乗ることにした。

左の電車は昼寝中。右の電車は、ちょうど吉原駅方面から到着したところ。

岳南9000形

こちらは、元はと言えば京王線を走っていた電車だ(京王5000系)。自分が若い頃はまだ少し現役で京王線を走っていて、橋本から調布までの相模原線各駅停車とか、本線の北野から京王八王子までひと駅だけ走る列車で乗った記憶がある。

ちなみにこの車両は、京王から富士急行に譲渡された後、さらに岳南電車へとやってきた。つまり「再々就職」だ。

岳南7000形

一方こちらは、京王は京王でも、もとは井の頭線の車両。京王線と井の頭線はつながっていないから、上の元京王線の車両とは、明大前でクロスすることはあっても、決して同じ職場で働くことがなかった。

岳南電車に移籍するにあたり、中間車に元の井の頭線と同じ形状の顔を新規に作って取り付けるなど、意外と手がかかっている。

その、元井の頭線の車両に乗る。車内は確かに、ちょっと前までの井の頭線そのものといった感じ。ただし1両編成(単行)で、住宅や製紙工場のあいだを縫うようにのんびりと走るその光景は、井の頭線と大きく違う。

「昭和48年」と書かれたプレートがあった。まさに昭和の電車。

ここで富士山が見えれば最高だったのだが、雲に隠れている。

20分ほどでJR東海道線との接続駅である、吉原駅に到着。

晴れて富士山がよく見える日に、再訪したいなと思った。

※旧ドメインのWAGTAIL Magazineで公開された過去記事の一部を再編集の上、「アーカイブセレクション」として掲載しています。
初出:2020年9月26日

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投稿者: wagtail_sugai

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれ、川崎市麻生区在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。

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