みちぱんでおいしいパンを2個食べたいからロードバイク乗る

神奈川県内に3店舗を展開するベーカリーショップ「みちぱん」。私の生活圏内には「こどもの国店」があって、ときどき無性に食べたくなる。それも、1個じゃ満足できなくて、2個食べたくなるのだ。

触覚のように伸びているのはInsta360です

2021年秋から継続的に減量中で、成果も出ている私としては、食べるからには燃焼もしたい。だから、ロードバイクで遠回りして、みちぱんに行く。

同期は何であれ走り出してしまえば、前日の雨風がうそのような爽やかさ。殺風景の極みと言える鶴見川・恩田川合流地点も、天気の良さと空の広さですべてを帳消しにしてくれる。

ソメイヨシノに替わって八重桜が咲き誇っているところが多かったが、恩田川沿いを走っているときに目に入ったのは、八重桜ともまた違った感じの、ピンク色の花をつける木。

近づいてみれば、見事な寒緋桃(かんひとう、花桃の一種)だった。青い葉も出始めていたから、もう1週あとだったらこんなふうには見られなかったかもしれない。

というわけで、まっすぐ行くより5倍の距離をロードバイクで走り、こどもの国駅からほど近い「みちぱん こどもの国店」に到着。テラス席が埋まっていたので(上の写真は帰り際に撮った)、パンを買って近くの公園のベンチで食べることにした。

イタリアンバジル。いわゆるピザパンだが、焼けたチーズとトマトの相性がばつぐん。

チキン南蛮。パンとタルタルソースが全体にふわっとした印象を与えていて、噛めばチキンのザクッとした食感と、ほのかな甘酢の香りを楽しめる。

どちらも、わかりやすく、食べやすい。そういうの、好きだ。

ベンチですこし腹ごなしのあと、ふたたびロードバイクにまたがり、帰路へ。全体の走行距離は30km弱と大したことはないのだが、カロリー消費という大義名分は果たしたはずである。たぶん。

リンク: みちぱん

投稿者: wagtail_sugai

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれの町田市育ちで、現在は川崎市在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。