東京都町田市、かつて私が通った高校の近くに、古道・鎌倉街道(鎌倉古道)と推定される道があります。今回はそのルート上にある通称「鎌倉井戸」と、季節は過ぎてしまいましたが立派な桜の木を紹介しましょう。

町田市山崎町に、その名もずばり「鎌倉井戸」と呼ばれる史跡があります。鎌倉古道の推定地沿いにあり、新田義貞の軍が鎌倉攻めの際にここで井戸を堀り、馬に水を与えたという「伝説」が残っています。
【BRI-CHAN連動】この記事に出ているロードバイク「ANCHOR RL6D」についての詳細はこちらの記事をどうぞ(外部リンク)。
なにぶん鎌倉時代のことですから、本当のことはよくわからないのですが、この地に古井戸が埋まっていることは間違いありません。そんなわけで、現地には上の写真のような石碑が設けられています。

そして、ここに鎌倉井戸が——これじゃぁ、わかりませんね。

実は、もともとレプリカの井戸(木枠)が設置されていたのですが、事故により破損し、撤去されているとのことでした。

以前は上の写真のような状態だったのですが、これはこれで、ちょっと誤解を招くのでは?という心配もありますね。

ともかく、付近はとても雰囲気のよい切り通しとなっています。私が高校生だった30年前から、ほとんど変わっていません。鎌倉時代は、どんな風景だったのでしょう。

あたりには、古道・鎌倉街道と推定される土の道も残されています。自転車は入れないので、ちょっと停めさせてもらって、しばし散策タイム。

いくつか分かれ道もありますが、おおむねこのような風景で、この先にも切り通しが残されています。

私が子供の頃と比べるとだいぶ開発が進みましたが、それでも長閑な風景が残されています。
4月の初めにこのあたりを訪れた際は、町田ダリア園の西側にある桜が、立派に咲いていました。

鎌倉井戸のすぐ近くで、ここも古道・鎌倉街道の推定地上にあります。以前、こちらの記事で紹介した桜です。
(通称)鎌倉井戸の地図を貼っておきますね。
WAGTAILでは、今後も順不同、アクセス手段もいろいろ、そしてつまみ食いで、古道・鎌倉街道を紹介していきたいと思っています。