自転車のフレームの三角形になっているスペースを有効活用する「フレームバッグ」と呼ばれるアイテムがある。バッグも三角形になっていれば「トライアングルバッグ」と名付けられたりもする。今回はモンベル「フレームポーチ M」を紹介。
と、その前に。

筆者はモンベルの「トライアングルバッグ M」という製品を2018年の秋に購入し、ときどき使っていた。

今年の3月にSPECIALIZED CHISELを購入してからは、ほぼそちらに付けっぱなしの状態になっていた。

たいへん便利に使ってはいたのだが、少々重たいもの——例えば太くてしっかりしたワイヤーロックとか——を収納すると、どうしても上辺の真ん中が重さで下がってきてしまう。軽いものしか入れていなかったときには、気づかなかった。実用上問題なくても、見た目がちょっと嫌だ。
そういえばモンベルのフレームバッグはモデルチェンジしたような気がして、Webサイトをのぞいてみると、やはり「トライアングルバッグ」のシリーズは絶版になっていて、使い方は同様の「フレームポーチ」という製品に置き換わっていた。製品写真で見ても改良点が一目瞭然だったので、さっそく「フレームポーチ M」を購入したというわけ。

「トライアングルバッグ M」のときと同じく、タイヤレバー、予備チューブ、ワイヤーロック、そしてやや大きめの携帯ポンプ(TOPEAKのロード モーフ)が収納できた。

「フレームポーチ M」は「トライアングルバッグ M」よりも小さくなっているように見えるが、スペック上の容量は1.2L→1.3Lとわずかながら拡大している。天地は短くなっているが、長く、幅広くなった。そして、またがった状態で右手側からメインの荷室、左手側から小さな(薄い、とでも言おうか)荷室にアクセスできる。

最大のポイントは、こちら。トップチューブに巻き付けるベルクロが、Mサイズでは3つ装備されている。真ん中も支えてくれるので、重たいワイヤーロックを入れてもだらしなく下がってくることがなくなった。
「フレームポーチ M」の価格は、3,740円(税込)。もうちょっとシャキッとした形状だといいな……などと思わなくもないが、過去の製品の弱点が改良されて(形状の変更は賛否両論あるかもしれない)、4,000円でお釣りがくることを考えれば満足度は高い。
リンク: モンベル | オンラインショップ | フレームポーチ M
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