季節が一巡したんだなぁと感じた。川沿いにメジロの群れを見かけたからだ。この場所で出会うのは昨年の1月下旬以来のことだった。

川沿いの葉が落ちた低木や枯れたアシめがけて、1羽、また1羽と対岸からメジロがやってくる。

身を寄せ合ってみたり、木やアシの皮をはいで虫を探してみたり、水辺に降りてみたりと、ひとしきりせわしく動き回ったら対岸へ去っていく。

メジロは冬の間、群れを作って過ごすことが多いそう。

その様子こそが、目白押しの由来なのだとか。
ちなみに対岸の林にサザンカなど1月に花を咲かせる木々があるようで、メジロはそことの間を行き来していると思われる。
昨年、1月の終わりになるとこの場所でメジロを見かけることは少なくなった。

早咲きの桜があるところなどへおいしいものを求めて移動していき、やがて群れは解散する。
[AD]