書名に「仕事術」と入っているけれど、仕事だけでなくプライベートを充実させるためのヒントもたくさん詰まった1冊です。

[大和出版より献本をいただき、紹介しています]
著者の南さんはいろいろな顔を持っているように見えるけれど、この署名ではヒット商品である「薄い財布」の人であることが前面に出されていますね。
アパレルブランドの人であり、クアラルンプールで飲食店を経営する人でもあり、最近は富士山のふもとに1日1組限定のホテルを作った人でもあります。
リンク: 南和繁 プロフィール | バリューイノベーション株式会社 代表取締役
リンク: SUPER CLASSIC (スーパークラシック) | abrAsus(アブラサス)、SUPER COMSUMER(スーパーコンシューマー)のプロダクトを取り扱うストア
次々とプロジェクトを立ち上げカタチにしつつ、遊ぶときは徹底的に遊ぶ南さんが、どんなふうに時間を使っているのかを明かしているのが、本書です。
ライフハック本ではありません。
Excelの時短術も出てきません。
ショートスリーパーでも健康を維持する方法が書いているわけでも、ありません。
ミニマリストと書いてあるけど、モノを捨てる話でもない。
ひたすら、「時間を上手に使う方法」が実例をもとに書かれている——と表現しても過言ではないでしょう。しかし、繰り返しになりますがライフハック本ではないのです。
「いつか○○したいと思っている」
誰でも一度くらいは口にしたことがあるのではないでしょうか。やりたいと思ってはいるけれど、なかなか実行に移せないこと。
「やるべきことが多くて何からやったらよいのかわからない!」
仕事でもプライベートでも、何から手をつけてよいのかわからなくなること、ありますよね。
1日は25時間になったりしないし、睡眠時間を削ってもよいことなどありません。
じゃあ、どうすれば!?
本書は、心のもちようから今すぐ実践できるアイディアまで、時間を上手に使い、やりたいことをやり、逆に捨てるべきものはバッサリ捨て、日々を充実させるためのネタが満載です。そして読後には、南さんのいうところの「ミニマリスト」が理解できることでしょう。
「薄い財布」の社長が明かすミニマリスト仕事術
成功する人は「自分にとっての最小限」を知っている
第1章「常識」をリセットする
毎日の当たり前をひっくり返す「ミニマリスト思考」
第2章「24時間」を操る
1日の価値を凝縮する「意味のない習慣」の捨て方
第3章「仕事の濃度」を高める
期限に追われなくなる優先順位の決め方
第4章 仕事を「ゲーム化」する
オンとオフの区別を捨てて自分を磨く法
第5章 ミニマルな「コミュニケーション」を極める
人を動かす伝え方・関わり方の秘訣
第6章 「ミニマリスト」として生きる
幸せな人生を送るために一番大切なこと
南 和繁(著)
大和出版
定価(本体1600円+税)
リンク: ミニマリスト仕事術 南 和繁
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「「いつかやろう」と思っているけどできないあなたへ『「薄い財布」の社長が明かす ミニマリスト仕事術』」への1件のフィードバック
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