現代における冬の風物詩のひとつに「コンビニのレジ前に置かれたおでん」がありますが、今年は今さら私が言うまでもなく新型コロナウイルスの影響により、姿を消しています。世の中の風景って、変わるときは変わるんですね。
店頭におでんコーナーを設けることができなくなったことで、新たに主流となっているのが、袋やパックに入ったおでんです。そして、こんな製品もあります。

プラカップに入った、電子レンジで温めて食べるおでんです。デイリーヤマザキで買いました。
写真のおでんはトーヨーコーポレーションという会社のもので、2020年のはじめ、まだコロナ禍などと言われる前から発売されていたようで、2020年秋にはリニューアルしています。
リンク: グループ会社(株)トーヨーコーポレーション 新商品「おでん 和風だし」発売のお知らせ トーヨービバレッジ株式会社
このカップ入りおでんを見たとき私は「アウトドアで気軽におでんを楽しめるな」と思ったのです。火が使える河原なんかで、中身をクッカーに移して、私が愛用している「エスビット・ポケットストーブ」を使って温めるのにちょうどよいんじゃないか、と。
リンク: ポケットストーブ・スタンダード

そうは思いつつなかなか機会がなかったのですが、年末のある日、リュックにポケットストーブをしのばせて自転車で河川敷へと向かう途中、どんな食材を使おうかなぁ〜と考えながら立ち寄ったデイリーヤマザキで売られていたので、迷わず買いました。

ふたを開けると、こんな感じです。中身はパッケージに書かれているとおり、たまご・だいこん・焼きちくわ・こんにゃくの4種類。たまごに串が刺してあるのは、食べるときに使えるように……というよりも「爆発対策」として。これで、電子レンジで温めることができるんですね。


賞味期限が長めなので、とりえず確保しておくのもOK。ローカロリーなのもうれしいですね。なお、基本的にはこのカップのまま、ふたを少しはがして電子レンジで加熱する——というのが、正しいやり方です。他の容器に移して電子レンジで温めると、たまごが爆発する可能性があるのでやめましょう。

クッカーに中身を移しました。プラカップでは具材がだし汁にほとんど浸かっていましたが、クッカーで温めるには不足しています。全部浸かるまで、水を足しました。私は薄味派なので、問題ありません。

燃料は、純正ではなく100円ショップで買った固形燃料を用います。

火をつけて、温めるだけ。
この固形燃料は10〜15分燃えるとのことでしたが、今回は12分ほど燃えていました。

12分も温めていれば、アツアツのおでんといった風情になります。500Wの電子レンジと比較すれば8倍の時間をかけて「ただ、温めている」わけですが、その様子を眺めているだけでも結構楽しいものです。

この日の昼間は過ごしやすかったのですが、それでも15時を過ぎると日差しはずいぶんと頼りなく、河川敷を吹き抜ける風も冷たく感じます。そんな中でおでんを頬張り、つゆを流し込み身体を温めるのは、お手軽な「日常の中の非日常」として悪くありません。
だいこん、味がしみてておいしかったです。
エスビット・ポケットストーブに関する過去の記事は[このへん]にあります。
関連記事: CYLVA F6Fで解説:折りたたみ自転車を持つメリットはコレだ! – BRI-CHAN
車両協力:ブリヂストンサイクル
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※クッカーは含まれません
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