金曜夜新宿発・北陸新幹線で行く弾丸気味の富山旅行

2020年に行った富山にもう一度行きたくなり、金曜夜に出発して土曜日に帰ってくる、やや弾丸気味な旅行の記録です。

金曜夜に鉄道で新宿から富山へ

2023年3月3日(金)、18:30に退勤して職場最寄りの新宿駅から東京駅へ。

東京19:56発、富山22:06着の北陸新幹線「かがやき539号」で富山に向かいました。ちなみに「かがやき539号」が臨時列車です。

まだ長野新幹線(長野新幹線)と呼ばれていた時代に佐久平へ行って以来11年ぶり、北陸新幹線になってからは初の乗車。前回の富山は、飛行機利用でした。

もちろん、E7系新幹線も初乗車です。なかなかかっこいいインテリアですね。

トンネルとアップダウンのあるコースを高速で駆け抜ける北陸新幹線だけあって、気圧変化に弱い自分は耳は痛いし頭痛はするしで、飛行機に乗ってるみたい!

夕食は駅弁を車内で食べ、富山に到着したらビジネスホテルに直行して早寝し、明日に備えます。

翌朝、岩瀬浜と岩瀬の街並みを散策

来たはいいけど、ノープラン! でも前回同様に岩瀬浜には行きたいと思っていました(そのときの記事)。

というわけで、翌日の土曜日、朝8:30過ぎにホテルをチェックアウトして、富山駅から富山港線に乗り、9:10分頃に岩瀬浜に到着。

岩瀬浜から見る立山は、雲がかかっているのと逆光気味ということもあってモヤッとしていましたが、人が少ない午前中の海岸線を、気持ちよく散策できました。

なんと、岩瀬曳山車祭で使われる曳山車に出会いました。帰京後に調べてみると、地元の小学校の150周年式典での披露を翌日に控えていたようです。

そのまま、岩瀬浜から旧北国街道へと歩いていきます。このコースも、前回と同じ(そのときの記事)。

森家

今回は、廻船問屋の建物「森家」(国の指定重要文化財)と「馬場家」(国の登録有形文化財)を見学しました。

参考: 岩瀬の「森家」「馬場家」でレトロな別世界を満喫しよう! | ふぉとやまライター | 【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」

「つりや 東岩瀬」で、ほたるいか素干しを購入。

コーヒーなど飲み物がいただけるカフェスペースがあったので、少し休みました。

リンク: つりや東岩瀬

東岩瀬で海鮮丼1食目

時刻は、11:00を回ったあたり。歩き回ったこともあり、お腹がすいてきました。富山港線の東岩瀬駅から富山駅まで戻ってしまおうかとも思いましたが、通り道に「天保」という食堂があったので、入ってみることに。

ここはもう、海鮮丼しかないでしょう。酢飯ではなく白米でしたが、個人的にはまったく問題なし。ふつうの醤油と甘口の醤油があったので、前半と後半で変えてみました。

ほくほくの「白エビのコロッケ」がセットになっていて、お腹いっぱいになりました。

リンク: 食堂 天保

魚津で富山らしい風景を満喫

富山港線で富山駅まで戻り、少し街中をプラプラとしながら午後のプランを考えます。そして、なんとなく気になっていた、魚津の「ありそドーム」に行ってみることに。

13:17発、あいの風とやま鉄道の泊行き電車に乗ります。隣のホームにいる電車が気になるけど(これ)、じっくり見る時間がなくて残念。

富山駅で駅員さんに「うおつ行きたいんですけどSuica使えますか」と聞いたら「魚津ですか?」と返されました。13:45頃、魚津駅前に立つ。

ありそドーム展望台を独り占め

魚津駅から10分少々歩いて、スポーツ施設「ありそドーム」に来ました。奥に見える展望塔が目当てです。「ありそ」は「有磯」なんですね。

「交流学習室」という名目の展望塔は、魚津の街並みと富山湾、そして湾の向こうの能登半島も見えるという、なかなかの眺望。しかも、このときは私以外に誰もいませんでした。「他には何もない」のも事実ですが、朝の岩瀬浜より立山もよく見えて満足です。

リンク: ありそドーム – 魚津テクノスポーツドーム・産業展示ホール・トレーニングルーム

14:00過ぎにありそドームを後にして、海沿いの「しんきろうロード」を歩きます。風はやや強いものの、よく晴れて、ロードバイクに乗る人も何人か見かけました。たしかにこのあたりを自転車で走ったら、気持ちよいでしょうね。

「道の駅 蜃気楼」の前から海を見ますが、この日は蜃気楼とは出会えず。

魚津埋没林博物館

道の駅に隣接して「魚津埋没林博物館」なるものがありました。こういうときじゃないと入らないだろうと思い、見学します。

埋没林とは、文字どおり“埋もれた林”のことです。埋没林は日本、あるいは世界の各地で発見されています。 林が埋もれる原因には、火山の噴火に伴う火山灰や火砕流、河川の氾濫による土砂の堆積、地すべり、海面上昇などさまざまなものがあります。

情報源: 特別天然記念物 魚津埋没林博物館~埋没林と蜃気楼の博物館 |埋没林

2000年前の巨木がこうして残っているのは、それだけでもすごいなと思います。

この博物館にも展望台があって、立山連峰を眺めることができました。

リンク: 特別天然記念物 魚津埋没林博物館~埋没林と蜃気楼の博物館

やたらと立山連峰が見える

15:00過ぎに魚津埋没林博物館を出て、富山地鉄の電鉄魚津駅(あいの風とやま鉄道の魚津駅とは離れている)まで歩き、そこから富山駅まで戻ろうと思っていました。しかし時刻表を勘違いしていたようで、電鉄富山駅方面は行ってしまった後、しかも次の電車までは50分……。

しかたなく、わりとすぐに来た逆方向の電車で、ひと駅隣の新魚津駅まで行き、隣接のあいの風とやま鉄道・魚津駅から電車に乗って富山駅に戻りました。このほうが、電鉄魚津で次の電車を待つより早く戻れたからです。

それはそうと、魚津も街中のどこからでも立山連峰が見えてすばらしいです。あいの風とやま鉄道に乗っても、車窓からよく見えます。なんだか、松任谷由実の「ビュッフェにて」が聞こえてきそうな風景です。

富山駅前で海鮮丼2食目

富山駅に戻ったのは、16:30前。ここで、この日2食目の海鮮丼にチャレンジすることにしました。駅前の「マルート」という複合ビルの中にある、セルフサービスのお店「鮮魚魚廣・富山湾 食堂マルート店」は、手軽に海鮮が食べられるお店。

「キトキト盛り海鮮丼特盛り」1,900円。ここでもご飯は白米で、醤油はやっぱり2種類置いてありました。

リンク: 富山湾の魚介を食べる・買う|魚廣マルート店:鮮魚 魚廣・富山湾食堂|寿司・丼・定食・刺身

路面電車にも乗っておく

時系列が前後しますが、岩瀬浜から富山駅に戻ってからの、午後のプランを考えつつの街歩きタイムでは、富山地鉄の路面電車にも乗りました。

2食目の海鮮丼のあとも路面電車に数駅乗って、腹ごなしに歩いて富山駅まで戻りました。

土曜のうちに帰京

あとは、おみやげを買って帰るだけ。

「若鶴 玄」のカップ酒を買って、18:16発の「かがやき514号」に乗車。疲れたけれど、上機嫌で20:00ジャストに大宮まで戻りました(やっぱり耳は痛くなった)。大宮からは、埼京線と小田急線を乗り継いで自宅へ。翌日の日曜日は、ゆっくり休むことに専念しました。

金曜夜に退勤後、そのまま出かける1泊旅行、クセになりそうです。

投稿者: wagtail_sugai

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれの町田市育ちで、現在は川崎市在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。

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