元ネタ、ここにあります – レトロなアイス自販機

2022年11月、プラモデルメーカーのハセガワから発売された「レトロ自販機(アイス)」。同社のレトロ自販機シリーズの中でも、立体感がある一歩進んだ表現が特徴となっています。

photo_ハセガワ

個人的には、ちょっと組み立て工程を楽しむ自信がなくて手が出ていないのですが、レトロ自販機の模型を自分でカタチにして、出来上がりを眺めてみたい気持ち自体は、あります。

しかし私、このプラモデルを買う前に実物が見たくなり、ロードバイクで出掛けてみたのが2022年の暮れのこと。

いきなりストリートビューですみません。相模原市内の「中古タイヤ市場 自販機コーナー」です。さまざまなメディアで紹介され、もはや観光地です。『さんたつ by 散歩の達人』にも記事が掲載されていましたが、週末に行くと混雑しているので、さんたつの記事のように写真を撮る余裕は、まったくなし!

相模原市にある『中古タイヤ市場相模原店』が、「レトロ自販機の聖地」として注目を集めている。レトロ自販機とは、コンビニが普及する前の昭和40~50年代に活躍した、うどんやそばを中心とした食品を自動で調理する販売機のこと。

情報源: 相模原・レトロ自販機の聖地がパワーアップ! 閉店した「鉄剣タロー」の自販機も……|さんたつ by 散歩の達人

なんとか自分の目で……ということで、他県ナンバーのミニバンが次々とやってくる中、狭いアーケードのような空間に入って撮ってきたのが、こちらです。

これを見ると、ハセガワのプラモデルはかなりの再現度だということがわかりますね。さすがにプラモデルの方に「ロッテ」とは入っていませんが、めちゃくちゃ雰囲気が出ています。

そして実機も、これをメンテナンスされている方々のご苦労は相当なものではないかと思います。さすがに痛みが見て取れますが、ウェザリング(汚し塗装)の参考になる!? それはともかく「末長く動き続けてくれるとよいな」と、心から思いました。

お金を入れてボタンを押すと、アイスが出てくる——それだけでもちょっとした感動があり、そして素直に「ありがとう」と思えます。そんな自販機(たち)、なかなかないでしょう?

この日は混んでいる上に駐車場の地面がぐちょぐちょで長居できなかったのですが(未舗装で、おそらく雨や霜柱でそうなる)、次の機会にハンバーガーやそばも試してみるつもりです。まあ、できれば平日に行きたいですね。

※週末などに行くと自転車を置く場所にも困ります

投稿者: wagtail_sugai

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれの町田市育ちで、現在は川崎市在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。

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