5月の下旬から6月にかけて、栗の木が一斉に花を咲かせます。ふさふさとした花の穂が、印象的です。

子供の頃は、近所に栗畑や桑畑がいくつかあったように記憶しています。当時と変わらず郊外に住んでいますが、さすがに今ではずいぶんと減ってきました。

それにしても栗の花って、実とはずいぶんイメージが異なりますよね。まあ「なんか変わってる」という意味では同じなんですけど……この花だけ見てもどこに実がなるのかイメージが湧かない。
実は、ふさふさした穂が雄花なんですよね。穂のように咲く花の部分は、花の季節が終わったら地面に落ちてしまうというのは、わかる。
で、実は雌花が根元のほうにあるんです。
雌花はこの穂花(雄花)の根元あたりにあってこちらが受粉して実がついていきます。
情報源: 栗の花ってどんな感じ?見た目や時期、においなど書いてみます。2020年6月山口県美祢市厚保「いなだ栗農園」 | 山口アグリカンパニーいなだ栗農園(厚保栗・竹)

写真の中央にあまりふさふさしていない雄花があって、その根元に雌花がある様子がわかります。こうやってみると、ようやくイガグリがイメージできますね。