これからクロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車を買いたいという人に対して、初めに揃えるべき周辺アイテムをおすすめするなら「グローブ」は必ず入るだろう。絶対に買え!とまでは言わない。しかし「強くおすすめ」する。

街で自転車に乗っている人を見ると、春〜秋にグローブをしている人はほとんどみない。グローブをしているのはスポーツ自転車に乗っている人くらいで、それも全員ではない。

ハンドルをずっと握っていると、意外と手が疲れてくるものだ。とくにスポーツ自転車はシティサイクルより乗車時の前傾姿勢が強くなり、とくにビギナーは手で体を支えることになる。薄手ででもグローブの生地があるだけで、その疲労感をある程度は軽減できるわけだ。

また、素手のときよりもしっかりとハンドルを握ることもできる。自転車用として売られているグローブは基本的にすべりにくいようにできているし、素手で汗をかいた際に手が滑るようなことも防いでくれる。

しかし、いちばんの効果はなんといっても「転んだときに手を地面についてもケガしにくい」ことに尽きるだろう。経験者ならわかると思うが、手のケガは想像以上に痛いし、何より不便でQOLが下がりまくる。仕事で指先の繊細な感覚が求められる人は、夏でもロングフィンガーのグローブを着けるほどだ。
ケガの予防こそ、自転車に乗るときにグローブを使う最大の意義。まだグローブを持っていないという人は、すぐにでも買ってこよう!