成人の日を含む三連休を控えた金曜日、仕事を終えた後そのまま羽田空港へと向かい、第2ターミナルの果てのほうにある70番搭乗口からANAの富山行き最終便に乗り込む。

お行儀よく乗り込んで、19時50分の定刻に出発。順調なフライトで20時50分に富山空港着。いわゆる「マイル消化旅行」だ。

ちょっと寂しい感じの手荷物受取所。富山駅行きの空港連絡バスが21時ちょうど発なのでタクシー移動を覚悟していたが、なんと5分で荷物が出てきた。

そこから数十秒でバスに乗り込む。なんて効率がよいのだろう。

バスを途中下車して、ホテルまで少し歩く。21時半前には、私の目の前を富山地鉄の軌道線が走っていた。
さて、私が宿泊したホテルのすぐ近くにあったのが、こちらの建物。

富山第一銀行の旧本店だ。
数年前に本店は移転し、現在は「ビジネスプラザ支店」として営業しつつ、建物の保全が行われている。
昭和26年(1951年)の竣工とのことで、外観から想像するよりも後年の建物だが、それは昭和5年(1935年)に設計された別の建物をモデルにしているからだとか。
昭和26年竣工。東京の第一銀行本店(昭和5年設計)を模して建造され、良質の石材がふんだんに使用されている。複数ある外壁の太い円柱が特徴的で、昭和初期の近代建築の姿を今に伝えている。
株式会社富山第一銀行 本店 | 富山フィルムコミッション

コンパクトだが、銀行らしい威厳を感じる建物。
※旧ドメインのWAGTAIL Magazineで公開された過去記事の一部を再編集の上、「アーカイブセレクション」として掲載しています。
初出:2020年1月13日
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