スタイルと○○にひと目惚れ!?「ENTRY GRADE νガンダム」でガンプラデビュー

小学生の頃に学校から帰宅するとファーストガンダムの再放送があって、友達はみんなガンプラのひとつやふたつ作ったことがあり、中学生の頃に「逆襲のシャア」があって——そのど真ん中にいるはずなのですが、実は私、今まで一度もガンプラを作ったことがありませんでした。

はっきり言えば、ガンダムそのものに大して興味をもっていなかったのです。そんな私の手元に、バンダイの「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」(ニュー・ガンダム)がやってきました。きっかけは、みんなで作る模型サイト「nippper」の、こちらの記事。

記事を読んで、まず単純に「このガンダム、かっこいいな」と思ったのがひとつ。そして、塗装済みで接着剤いらず、しかも、

エントリーグレードではタッチゲートというほとんど点で接するような細いゲート(ニッパーを使わずに、手でプチっと外すことができます)が取り入れられています。

情報源: 1000円で優勝プラモ!エントリーグレードνガンダムを組んで無限の可能性を感じる話。 | nippper ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイト

——というのを知って、なんだか無性に組み立ててみたくなったのです。スタイルに加えて、nipperの記事で触れられた「製品の思想」にひと目惚れしたとでも言いましょうか。

もちろん、対象年齢8才以上のエントリーグレードなら「さすがに自分でもできそうだ」とか「税込1,100円なら後悔もしない」といったこともあるのですが。

※塗装済み、接着剤いらずというのは、上級グレードでも導入されてるそうです。

箱を開けると、パーツがぎっしりと詰まっていました。ランナー(パーツがまとまった板)は、4枚とひとかけら。後から知ったのですが、これでも上級グレードに比べるとランナー枚数・パーツ点数は少ないんだとか。

4色成形のランナー。話には聞いたことがありましたが、実際に手に取るのは初めてです。これだけでもワクワクしちゃう。それにしても、1980年代のガンプラとはまったく異なる景色です(当時買ったことはなくても、模型店で箱は開け放題だったので)。

そして、接着剤不要なだけでなく、ニッパーすら不要であることが説明書からもわかります。パーツを指先でプチッと外すなんて、横着する以外では未体験です。事前にわかって買っているのに、ここで改めて「本当にそうなんだ」「へー」と心の中でつぶやきます。

とりあえず、説明書にに従って頭部から作り始めました。ランナーA1の7を外す……と。

指先の力で、パーツがきれいにランナーから外れました。これだけで軽く感動。

色ごとにパーツが分かれているのですが、そもそも私自身νガンダムの造形を理解していないので(実は造形だけではないのですが後述)、ヘルメット的な部分とツノ部分はともかく「これがどうやって顔になるのか」が、いまいちイメージできません。

しかし、説明書どおりに組んでいくと、確かにガンダムの顔になりました。

いや、なってくれないと困りますけど、それでもちょっと感慨に浸っちゃう。

組み立て始めてしばらくして気づいたのですが、接着剤を使わず色も塗らずにカタチになるだけでなく、各部が動く仕組みを実現し、かつ組み立てやすいように設計されているのですね。最初にランナーからもぎ取った「A1」の「7」も、造形的にはアゴしか担っていないように見えますが、実は首が動く仕組みも担っています。むしろ後者のほうが大きいようです。

私の場合、どこがどう動くのかいまいち想像ができていないので「今いったい何を組み立てているのだろう」という気持ちになる場面が、何度かありました。また、造形に対する理解のなさと相まって「これは、合ってるのか? もっと奥まで差し込むのか?」といったように考えてしまうこともありました。

それでも3時間弱でνガンダムは立ち、この時点でかなりの達成感を得ました。

最後に武器を組み立てて、νガンダムに持たせてやれば完成です。

どういうポーズがかっこいいのか見当がつかないのですが、とりあえずオーソドックスに立たせてみました。肩の位置がなんだか変な感じがしますが、正解がわらない!

それでも、完成したことには間違いありません。いやー、やっぱりこのνガンダムの模型はかっこいいですね。もっと早く出会いたかった。これが3時間弱で、しかも接着剤や塗料のにおいと無縁でできあがるなんてすばらしいです。

ランナーからパーツをもぎ取る際に折ったり飛ばしたりしない限り、多少考えることはあっても失敗するポイントは見当たりません。これならプラモ経験が浅い子どもだけでなく、家の中で接着剤や塗料のにおいがすることに抵抗がある大人も、気軽に楽しめるのではないでしょうか。

完成後、ポーズをあれやこれやいじっているうちに、ときどきパーツが外れてしまうことがあるので、そこだけ注意したいです(外れちゃうから、折れたり割れたりはしにくいとも言える)。

これが税込1,100円だなんて、ちょっとすごいですね。


そのスタイルと思想にひと目惚れして手に入れた「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」が、無事に完成しました。

そして手元には、すべてのパーツが使われたランナーが残りました。

この残されたランナーですが、リサイクルのための回収が行われているのですね。

情報源: ガンプラリサイクルプロジェクト|バンダイ ホビーセンター

調べたらわりと近くの商業施設に回収BOXがあったので、持っていきました。

ガンプラだって、SDGs。

リンク: ENTRY GRADE 1/144 νガンダム|バンダイ ホビーサイト

子どもの頃、石油が採れるのはあと20年だとか30年だとか教科書に書いてあって「大人になったらプラモ無いのか——」と真剣に悲しんだのを、ちょっと思い出したのでした。

投稿者: wagtail_sugai

須貝 弦(すがい・げん):1975年東京都新宿区生まれの町田市育ちで、現在は川崎市在住。雑誌原稿の編集・取材・執筆の他、企業Webサイトやオフィシャルブログの制作にも携わる。クロスバイクと小田急ロマンスカーが好き。

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